よくある病気
ガス、胆石、胃炎
▲過剰なガスとガスによる痛み
◆おくびやげっぷは、食べたり飲んだりする度に取り込んだ空気を吐き出す為の正常な方法です。おくびはガスを胃から食道へ、
さらに口から外へと押し出すことによって、胃の中のガスを除去します。空気を大量に取り込んでいると、膨満感や頻繁なおくびの
原因になります。食事をしていない時に繰り返しおくびが出るようであれば、神経症的
◆おなら→腸内ガスの大部分は結腸で作られます。普通、ガスは排便時に放出されるが、なかには１日中悩まされるほど過剰な
ガスが出る人がいます。腸内ガスの主成分は、酸素、窒素、水素、炭酸ガス、メタンの５種類の物質です。一般にいやな臭いは
硫化水素、アンモニア、その他の物質などのガスがわずかに含まれているからです。取り込んだ空気は、腸内ガスのほんの一部です。
炭酸飲料は胃の中で炭酸ガスを放出して、ガスの原因になることがあります。
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◆ガスによる痛み→ガスが溜まって、腹部に激しく、突き刺すような鋭い痛みが生じることがあります。痛みはしばしば強いものですが
殆ど短時間（1分以内）で終わります。腹部の右下と左上に発生して、急に位置を変えることがあります。腹の中が締め付けられる
ように感じられます。こうした痛みはおならをすることにより解消します。腸内ガスを発生させる原因あるいは下痢が、ガス痛を
生じさせることがあります。腸内で分解しにくいある種の食物がある場合、または胃腸感染症になっているか下痢をしている場合に、
ガス痛が起きることがあります。
セルフケア→おくびと膨満感を減らすには次のことをしてみてください。
●ゆっくり食べて、がつがつ食べないこと。こくのある、脂肪の多い食物を少なくします。
●チューインガムを止める、または堅いキャンディをしゃぶらないこと。
●ストローを使って飲んだり、細口のビンからじかに飲まないようにします。
●炭酸飲料とビールの摂取量を減らします。
●タバコ、パイプ、葉巻を吸わないこと。
●ストレスをコントロールし、空気を飲み込む神経症的習癖を悪化させないようにします。
●おくびを無理に出そうとしないこと
●食事の直後に横にならないこと
腸内ガスを減らすには次のことをしてみてください。
皮膚炎患者の連絡先情報を
●どの食物が影響が大きいか見分けます。次の品目中、一種類だけを数週間除外しておき、腸内ガスが減るかどうか様子を見ます。
インゲン豆、エンドウ豆、レンズ豆、キャベツ、大根、玉ねぎ、芽キャベツ、ザワークラウト、あんず、バナナ、プルーンおよびジュース、
レーズン、全粒パン、ふすま入りのシリアルまたはマフィン、プレッツェル、小麦胚芽、牛乳、クリーム、アイスクリーム、アイスミルク
●一時的に繊維を多く含む食物を減らします。数週間かけて、徐々にもとに戻します。
●乳製品を減らします。
●処方箋のいらないシメチコン入りガス抑制剤を時折使用すれば効果が得られます。活性炭の錠剤にも効果があります。
▲胆石
胆嚢と肝臓および小腸をつなぐ管が胆石でふさがれると、激しく痛み、危険な状態になる可能性があります。
胆嚢の中には、肝臓で作られた消化液である胆汁が蓄えられています。胆汁は管を通って胆嚢から
小腸に送られ、脂肪の消化を助けます。健康な胆嚢には、胆汁酸とコレステロールが量的にバランスよく
蓄えられています。コレステロールの濃度が高くなり過ぎると、胆石が形成されることがあります。
砂粒のように小さいものから、ゴルフボールほどの大きさになる場合もあります。胆石は、激しい痛みを
突然引き起こし、何時間も続くことがあります。通常、食事のすぐ後に始まり、右上腹部から始まり
胆嚢の手術から1 、痛み、1
背中或いは右肩甲骨に向けて移動します。痛みに発熱及び吐き気が伴う場合もあり、右上腹部に弱い疼きや痛みが感じられます。
胆石が胆管を塞いでいると皮膚や白眼が黄色（黄疸）になることがあり、また、発熱したり、便が淡い粘土色になったりします。
◆高齢者や女性、特に妊娠中またはエストロゲンか経口避妊薬を服用している女性の場合、 また、太り過ぎの人、近頃体重が減った人、
家族にこの病歴がある人、または小腸の具合が悪い人に発症の危険が大きくなる傾向があります。
セルフケア→胆石による痛みの発作を減らすには、脂肪の多いこってりした食物を避け、食事の量を減らす。
専門医の治療→激しい痛み、繰り返しの痛み、皮膚が黄色くなったり、発熱した場合は、直ちに医師の診療を受けてください。
▲胃炎（胸焼け、胃酸過多）
胃の内層が胃酸によって傷つくと胃炎になります。症状としては上腹部の不快感、吐き気、嘔吐などです。胃炎で、吐物の中に
血が混じったり、便が黒くなったりすることがあるが殆ど胃炎は軽度で危険なものではありません。タバコの吸い過ぎ、アルコール
やアスピリンなどの薬剤の飲みすぎが、胃炎の原因になることがあります。
セルフケア
●タバコ、アルコール、胃を刺激する飲食物を摂らないようにします。
●処方箋のいらない制酸剤、またはタガメット、ザンタックのような薬品を試してください。
注意：マグネシウムを含む制酸剤を飲み過ぎると、下痢を起すことがあります。
カルシウムやアルミニウムをベースにした制酸剤では便秘することがあります。
●アセトアミンフェンを含む鎮痛剤を使います。
アスピリン、イブプロフェン、ケトプロフェン、ナプロキセン・ナトリウムなどは胃炎を引き起こしたり悪化させることがあります。
治療→不快な症状が１週間より長く続く場合は、医師に診てもらいます。
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